- じゃんぼよしだの酔眼写真塾 (猫の穴) -


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彼の名前はジャンボという。「ジャンボ、ご飯だよ」などと呼ばれる度に、なんだか落ち着かない私なのです。
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最初は真っ黒な子猫だった。雨の日、道の真ん中に大の字になって「もう、あかん」という感じで伸びていた。大学生のころ。すぐにアパートに連れて帰ってお湯を張った洗面器で体を温めると、おとなしくしていた。ドライヤーで乾かした後、毛布にくるまって寝た。ものすごく寝た。ちょっと心配になるほど長時間寝た。目を覚ますとすっかり元気になったので良かったのだが、ものすごく大量のノミを部屋に放出してくれた。真っ黒だったので、『よる』という名前と共に貰われていった。当分の間置き土産のノミに悩まされた。猫ノミが人間に付かないというのは嘘である。
2番目と3番目は白にキジのブチ模様の子猫。紙袋に入れられてアパートの前の空き地に捨てられていた。『そら』と『くも』と名付けられて友人の家に行った。2匹でキャベツ丸1個を食べ尽くしてしまうという草食大食盗食猫たちだった。ネズミのおもちゃを持って面会に行ったら30分でそのおもちゃは跡形もなくバラバラになった。

その後『よる』は脱走してのらの道を選んだそうだが、立派な母親になっているのを見かけたという話を聞いた。

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最近、私が猫写真のテーマとしているのは、光と表情。
夕日が背景の池に反射してアクセントになっている。ゆっくり時間をかけて猫と話をしながら表情をつかまえる。
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横浜に住んでいたころ、賃貸だったので猫を飼うことは出来なかったのだけれど、1階の部屋だったので、窓から遊びに来る猫がいた。隣で飼われていた『みい』というメス猫。遠慮してほとんどご飯をあげたりしなかったのだが、それでも毎日遊びに来た。泊まっていくこともあったので、飼い主さんには心配なさらぬよう話してはいたのだが、猫とは言え若い娘の連日の外泊は面白くなかろうと思い、窓の外で「にゃあ、にゃあ、入れてくれろ、入れてくれろ」という鳴き声に鬼の心で居留守を使ってみた。すると、網戸をバリバリ引っ掻くという作戦に出てきた。それでも無視していると、網戸によじ登りヤモリのように張り付くという技を繰り出した。垣根はあったけれど、その高さは通りから丸見えである。家主の目につくのも具合が悪い。
その日から飼い主公認の別宅となった。
そんな『みい』のお腹が大きくなった。ある日もうまもなくというお腹で網戸によじ登って、にゃぁにゃぁ鳴いている。入ってくるなりうろうろと部屋を回って産む場所を探しているのが分かった。
段ボール箱にタオルをひいてやると『みい』は私の顔をじっと見つめながら4匹の子猫を産んだ。まるで「アナタの子供よ」と言っているようだった。
たぶん、本当にそう思っていたのだろうなと懐かしく思い出す。

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何回言ったか分からないし、これからも何度も言うに違いないけれど、言う。猫という生き物は本当に美しい。初夏の透き通った光が猫たちを輝かせている。
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猫はその姿も生き方も美しいと思うのです。
「猫に未来はない」(長田弘)にも出てくるが、猫には未来という概念がないのだそうだ。
それは今という幸せを100パーセント堪能できるということなのだと、私は思う。未来に対する不安などかけらもないのである。もちろんそれは未来への希望もないということなのだけれども。

それが猫の生き方。

人間は限りない夢を求めて進歩を遂げ、豊かな生活を追い求めていく。発明発見がなされて、宇宙にも飛び出した。もちろん私はそんな人間に生まれて良かったと思うし、楽しい。

だけど、猫の生き方も美しいと思う。

(今日の私はちょっと猫を被っているなあ)
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虎です。猫科では一番カッコイイと私は思うのです。オセロットの時にも書きましたけれど、猫科のでっかいのと抱き合って眠るというのはとても気持ちいいに違いない。虎と抱き合って寝る……夢であります。目をよく見ると猫のようには縦長に細くならないようです。
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虎の威を借る。よく使いますが、これは省略形で「虎の威を借る狐」が正しい慣用句。
虎に捕まった狐が「私は天帝の使いである。私を食べるのは天帝に背くこと。嘘だと思うなら私のあとについてこい」と言う。虎が狐のあとをついて行くと獣たちが本当に逃げていく。もちろん虎を見て逃げたのですが、虎は狐の話を信用したという寓話が元。

一休さんのような狐の話ですね。

英語では、An ass in a lion's skin. ライオンの皮を被ったロバ。(ass を違う方で訳してはダメですよ)
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猫の視線まで低くなると世界の見え方が違ってくる。光と影が層となって遠近感が生まれる。猫たちは人間が気づかない自然の美しさを知っている。
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猫なで声。撫でている人間の声なのか、撫でられて気持ちいい猫の声なのか。正解は両方。
猫なで声で近づいてくる人間は信用ならないが、猫の声は100パーセント信じてもよい。

私は猫写真に文章やコメントを付けるときに、「気持ちいいにゃー」とか「おいちいでちゅ」というような、ニャー言葉や幼児語を使うのを好まない。子猫は別として、成猫を見ていると人間などよりもずっと落ち着いていて物事の真理を分かっているように感じる。

しかしながら、10歳を過ぎた我が家の猫と幼児言葉で話している自分に気づいて赤面したことが何度もある。まあ、そういうものなのである。

そういう猫と一緒にいる人間も傍目にはかわいく見えるようである。
ある公園で猫に話しかけながら至近距離で写真を撮っていたとき。後ろを通り過ぎたおばさんが、
「あら〜、猫ちゃんの写真撮ってるの〜」
と子供に話しかけるかのように声をかけてくれた。
183cm、100kg、スキンヘッドに髭の私に。
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オセロットです。普通の猫の4倍はあります。さすがに迫力ですね。獰猛そうに見えますが、人間に慣れやすくアメリカでは人気のあるペットなのだそうです。このくらいでっかいのと添い寝してみたい。
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猫を被る。まあ、誰にでもご経験はあるでしょう。私も被りました。かなりの大猫をね。
この慣用句が生まれ、現代まで伝わり頻繁に使われるということは、猫がいつの時代もとても素晴らしい生き物であることの証明であります。

そう、猫は本当にすてきな生き物です。見た目も性格も。もちろん猫を被るなんてことはしませんしね。

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紫陽花が咲き始めるとそろそろ梅雨だなあと感じる。雨の写真が得意で雨が降ると大喜びでいそいそと出かけるという大先輩の写真家もいらっしゃるが、猫写真家には困ったものだ。
ちょっと傾いていて不安定だけれど、きっと一番いい場所。ここに乗れるのはボスだけに違いない。「ここは俺の場所だからな、近づくんじゃないよ」と言っている。
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猫の子一匹いないというのは、人が全くいないという意味だが、猫はどこにでもいるもの、というイメージが根底にある。だから猫も杓子もという慣用句も成立する。
猫の子一匹の方は、猫がいれば人もいるということで、猫と人間の親近なる関係を仄めかしていて好ましいのだが、杓子とはこれ如何に。猫が杓子を持って踊っている姿を思い浮かべるのはとても楽しいがそうではあるまい。気になる方は、まあ、語源など調べていただくとして、どうも杓子定規の方が気になった。基準や規則にとらわれて融通が利かない考え方という意味に使っているけれど、杓子定規という字面と微妙なズレがあるように感じたのであります。ご存じの方も多かろうと少々赤面しながら調べたことを書いておきますと、本来は、誤った基準でものを計ろうとすること。杓子を定規にすること。ということでありました。
猫も杓子もは、英語では Every Tom, Dick, and Harry. 日本風に言えば、太郎君も一郎君も花子ちゃんも、というところ。まあ、Everybody でいいんだけど。
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猫は半分隠れているのが好きなのだ。見つけてごらんという風に。新緑の葉っぱが光を透かして輝くのと同じように猫の耳も光を透している。
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猫ばば。お金を拾ったりして自分のものにしちゃうということですが、この「ばば」漢字で書くと「糞」ウンチのことですね。猫はウンチをしたあと、砂で隠すことからきているようですが、別に人様のウンチでもなければ拾ったウンチでもなくて、自分のウンチなのでありますので、どうもこの意味には納得できない。むしろ砂に埋めて始末しているのですから、それは偉いことであって、もっと良い意味に使うべきだと思うのであります。

ところで、ウンチをババというのは関西弁。関西の馬場さんは辛い幼少期を過ごさねばならないのでありますが、これはそう心配するほどのことではなくて、関西人の性とでも申しましょうか、笑いのネタになる名字に生まれたことを誇りに思う人も多いのです。しかし、他所から関西に転校してきた馬場君、彼らの憤りはいかほどでありましょうか。思いもかけなかった不幸な目に遭ってしまうのです。
関西人以外の方に分かりやすくご説明いたしますと、小学校低学年のある日、貴方のクラスに「うんち」という名字の子が転校してきた……と、ご想像ください。

幼少期を関西で過ごした私は、未だに「ジャイアント馬場」というプロレスラーの名前を耳にしたり、口にしたりする度に心の片隅がくすぐったく、少し幸せになるのです。
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猫は一番心地よい場所を知っている。光も影も風も全てが気持ちよく包んでくれる場所。私は写真も撮るけれど、こういう場所では一緒にのんびりさせてもらう。
すると猫は「おまえは人間なのに暇そうだなあ」と話しかけてくる。
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23日金曜日「猫三昧」というDVDが発売になります。猫に係わる人々の温かいお話。猫と暮らしたことがないという人にも見て欲しいと思う。

さて、三昧。元々は仏教用語なのですが、心ゆくまで何かをするという意味で使いますね。
「酒三昧、温泉三昧の週末だったよぉん」などと自分自身に使うときには、いかに満足したかを伝えるのですが、人に自分のことで言われる場合は、概ね叱れている。
「まったくおまえというやつは酒三昧ばかりだから、ダメなんだ……」すいません。反省します。はい。
まあ、何れにしてもナントカ三昧というのは、本人にとっては楽しいこと。贅沢三昧、酒三昧、女三昧。なんたって好き三昧、やりたい三昧なのだから、これはまったく天国でありますね。

「ひとつ、人世の生き血を啜り」「ふたつ、不埒な悪行三昧」「みっつ、醜い浮き世の鬼を、退治てくれよう、桃太郎」というのも思い出した。不埒な悪行三昧……これもやっていた本人にはもちろん楽しいことだなあ。
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やっぱり猫はかわいいのです。こんなポーズをされたら、もう私はメロメロなのです。女子高生にオジサンかっこいいなんて言われてもこんな気持ちにはなりませんから。はい。
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地獄。現世で悪業を重ねた者が、死後落ちて責め苦を受けるところ。閻魔様という方がいらっしゃいまして、ひとりひとり面接をされて裁かれるのだということであります。

「あ〜、やっぱり地獄に来てしもうたかあ……。まあ、子供の時から悪いことばっかりしてたもんなあ。しかし、地獄っちゅうのはホンマにあったんやなあ」
地獄に堕ちた男が、閻魔大王の面接の列に並んでおります。
「しかし、えらい人数やで。どれくらい悪いことをしたら来るのかわからんけど、死ぬまでひとっつも悪いことしたこのない人間なんておらんからなあ」

順番がまいりまして、閻魔大王の前に座ります。ちらっと見上げてみますと、閻魔大王はそれはもう恐ろしい顔をしております。
うわー、こいつの方がよっぽど悪人顔やがな……。そんなことを考えていると、
「あ〜、じゃんぼよしだであるな?」地響きがするような声。
「はい」
「うむ、道路に這いつくばって猫の写真を撮っているところ、リヤカーに轢かれて死んだと、そういうことであるな」
「はあ、そうだったんですか? 写真を撮っていたのは覚えているのですが、気づいたらここにいましたので……」
「わっはっは。リヤカーに轢かれて死んだというのは、おまえが初めてじゃ。情け無いのう」
「はあ……」確かに情け無い死に方だなと思う。しかし、初めてと言われるとちょっと自慢できるような気もする。

閻魔帳を読んで閻魔様が判決を出します。
「ふむ、さほど悪人でもなかったようじゃな。普通ならばワシが指定した地獄へ行くのだが、おまえには好きな地獄を選ばせてやろう。おい、そこの鬼、こいつを案内してやれ」

好きな地獄などあるわけもないと思うけれど、鬼について行った。
「ここは火の地獄だ」 見ると、大勢が火に焼かれている。
「うひゃあ、熱そうや。あんな火で焼かれたら死んでしまうがな」
「アホか、もう死んでるんだから、ずーっと熱いだけだ」
それは嫌なので、お断りする。
「ここは針地獄であるぞ」
やはりお断りする。

筒井康隆の小説ではウンコ地獄というのがあったけれど……。
そんなことを考えていると、
「猫地獄だ」 と、言われたが、そこにはドアがあって中は見せないという。
「猫がいるのですか?」
「うむ、いるな」
「あの、化け猫とかそういう怖い猫ですか?」
「いや、かわいい普通の猫だな」
ははあ、世の中には死ぬほど猫が怖いというひともいるらしいからな。そういう人間向けの地獄なのかなと考える。しかし、念には念を入れて聞いてみる。
「猫はどんなことをしているのですか?」
「昼寝したり、ひとにかわいがられたりしておるな」
どうやら、問題なさそうである。
「ここに決めます」そう言うと、ドアが開いた。

いろいろな猫がいて、人々が幸せそうに猫たちと遊んでいる。
うひょう、ラッキー。これはまさに天国ではないか。
歩いていくと、ゴツン。ガラスにぶつかった。
本当の天国だった。ガラスの向こうは。猫好きが行く天国。
ガラスのこちら側は地獄。そんな様子を見るだけ。ずっとずっと見てるだけ。


う〜む、落ちが甘い……。
関係ない話ですが、蟻地獄の成虫はウスバカゲロウです。
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向こうを向いているけど、耳を見てください。ちゃんと撮られているのがわかっているのですね。興味津々なのです。
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猫と呼ばれるものひとなど。猫背、猫火鉢、猫車、猫いらず、それぞれの略。三味線、そして三味線を使う芸妓のことも猫という。
江戸時代には娼婦を猫と呼んだ。金猫、銀猫があり、その揚代、つまりお値段の高い方が金、安い方が銀。吉原の遊郭では、逆に良い客、色男あるいは情人のことを猫といった。
金猫、銀猫と呼ばれる娼婦は本所回向院、現在の両国二丁目のあたりに多かった。
回向院(えこういん)というお寺は今でもあって、鼠小僧次郎吉の墓があることで有名だが、猫塚もある。
貧乏な時田半次郎の飼い猫が小判をくわえて帰ってきて、その後金持ちになって亡くなった猫を供養するために作ったという説。女房に殺された定という博打打ちの仇討ちをした猫のものという説。出入りの魚屋が病気になったとき、小判を届けた両替商の猫という説などがある。猫塚を作って弔うというのは心温まる話なのではあるけれど、博打打ちの定の猫は、サイコロの丁半を鳴き声で教えたというので、共通点は全て飼い主にお金をもたらしたということ……。
まあ、猫がお金をくわえて持ってくるなどということはないけれども、幸せは運んでくれる。間違いなく。
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木の上から睥睨しています。高低の位置関係というのは猫たちにはとても重要なことで、高い場所にいることが強さの証明。だから私たち人間も、のら猫さんに遊んでもらおうと、立ったまま近づくと威圧感を与えて逃げられてしまうことが多いのです。
逃げて木に登った猫がいたら、木に近づくことはやめてください。上に上に逃げて、降りられなくなる猫がいますから。
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常用漢字に220ほど追加しようということで候補が発表されました。そもそも常用漢字というのは一般的な社会生活で使う漢字の目安にしなさいと国が決めたもので、現在のものは1981年に決められた1945字。どんなのが増えたのだろうと見てみると「虹」も入っている。ということは、現在のところ一般的な文章では「雨上がりのにじ」と、ひらがな表記が推奨されているということなのです。

ところで、日本では過去に何度か「漢字廃止論」が提唱されている。
アルファベットは26文字しかないのに比べて、ひらがな、カタカナ、漢字を覚えなければならない日本人は科学などの分野で西欧諸国に遅れをとるのだ。印刷などにしても大変だし、タイプライターも使えないではないか。と、いうようなことが理由とされたのです。
印刷、タイプライターのような面ではもう解決済み。同音異義語をどうするかというのが最大の問題。
「てんこうした」「せいかくですね」「かきをとる」……さぁ、どの意味だと思いますか? 「どんなかんじ?」これは漢字がない世界では「感じ」でしょうけれども。

今度、常用漢字の候補になっている「虹」、「にじ」を見て、頭の中に映像が出てきますか? やはり「虹」じゃないとイメージが湧いてこない。
私は日本語にはイメージ喚起力があると思うのです。
逆に敢えてひらがなにして、微妙なニュアンスを変えることもできる。
「猫の手袋」「猫のてぶくろ」どうですか? 
私は日本語のこういうところが大好きですね。日本人に生まれてよかったと思うのであります。
(しかし、虹がどうして虫へんなのだ? と、いうのはまた、別の機会に)
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猫は一番心地良い場所を知っている。今年初めて半袖で出かけた日、風通しの良い木漏れ日の下。石垣はひんやりして昼寝に最適なのだ。
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へその2回目であります。我が町こそは日本のへそであると標榜している自治体はいくつかあるのですが、まあ、その意気込みほどには認知されていないようです。
兵庫県西脇市、山梨県石和町、長野県松本市、群馬県渋川市、栃木県田沼町、岐阜県美並村。ざっと検索しただけで、これだけありました。他にもですね、各県のへそだとか、四国の、九州の……などとある様子。まったく日本列島へそだらけ状態であります。

前回は日本にへそがあるならば、我が町は日本の右乳首である、我が村は左乳首だ。というような所が出てきてですね、へそよりは乳首の方が行ってみたいという気になるのではないかと、そういうような話から、淡路島は日本のちんちんであ〜ると宣言すれば観光客が増えるに違いないなどと書いて少々顰蹙を買ったのですが、しかし、思うのです。日本のへそだから、そこに行ってみたいと思いますか? へそフェチなどそう多くはない。もっと興味深いものだと標榜した方が効果的に違いない。
で、淡路島ですが、本州から離れている。ちんちんならば、くっついていなければならぬ。しかも、日本=男とするのは女性蔑視で許せない。と、こういうことなので、訂正いたします。淡路島は日本のうんちである。と。当然ながら大阪は肛門であります。
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招き猫のようでもありますが、これは後ろ足。股間のお手入れ中に。「邪魔せんといてんか」と怒られてしまいました。
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胡錦涛主席が愛ちゃんと卓球をしたというニュースがありましたが、卓球、ピンポンですね。ピンポンと言うとなんだかおまぬけなスポーツに感じるのは私だけでしょうか? ぴんぽん……ひらがなだと脱力感が増してなさけない。まじめに取り組んでいらっしゃる方には誠に恐縮なのですが、そう感じてしまうのであります。
どうも、は行の音に脱力の秘密があるように思うのです。「林家ペーパー」「平和ラッパ」「カトちゃんぺ」……。屁(へ)とその音ぷーがあるからでしょうか。「屁はぷ〜」最も脱力的な言葉であります。
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すっかり綿帽子のようになったタンポポの綿毛が光り輝いて美しい。天然の猫じゃらしかと思うのだけれど、いつもこのあたりにいる猫さんにはさほど興味を引くものではないらしい。何度も何度も時間をかけてお願いして、ようやく近くに行ってもらった。ありがとう。タンポポも美しいけれど、もちろん君の引き立て役だ。
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先日、ウサギは1羽2羽と数えるという話を書きました。タンスは棹とか、いろいろありますけれど、まあ、そういう蘊蓄話ではなくて、ラーメン屋で「ラーメン」と注文するとですね、大抵のラーメン屋では、「ラーメン一丁!」と厨房に伝えたり、繰り返したりしますね。この「一丁」というのは、「風呂上がりにパンツ一丁でビールを飲むのだぁ。うひ〜たまらん」の、「一丁」と同じだと、そう思ったのです。つまり、「豆腐一丁」の「丁」は豆腐の数え方、助数詞ですが、ラーメン一丁もパンツ一丁も助数詞的使い方ではなくて、「一丁やったるか!」的に使っているのですね。そうすると、この「一丁やったるか」「ふふふ、では一丁もんでやるとしよう」の一丁はなんなのだ? となるのですが、調べてみたら、助数詞としての碁や将棋、男女の交合などの一回、から転じたもので、何かするときや取りかかるときに言い出す語だということです。

「○○一丁!」というのは、居酒屋とかでもよく使いますけれど、そういう居酒屋で冷や奴を注文したらですね、「へい、やっこ一丁!」と、まあ、言うのでしょうけれど、豆腐一丁分は出てこないのだろうなあ……。
元気の良い下着屋さん。「パンツください」「へーい、パンツ一丁」なんてのは、まあ、ないよなあ。店員さんがみんなパンツ一丁だったりすると楽しいのになぁ。
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美人猫ですね。夕日の逆光で光り輝いています。歩き出そうとしていたのですが、声をかけたら右手を出したところで振り向いてくれました。
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こどもの日。端午の節供なので、本来男の子の日です。ところが、こどもの日ということになってしまったので、女の子にも同様にいいことがある。3月3日には女の子にしかいいことがないのに。私も男の子でありましたので(過去形にしているのはニューハーフになったとかそういうことではなく、年齢的にであります)どうも釈然としない。女の子にしてみれば、女の子の日は休みじゃないのでずるい、ということになるのかもしれないけれど、祝日はみんな休みなのだから、ずるくはない。
七五三にしてもそうなのだ。女の子は2回もあって、これこそずるいのだ。

さて、節供、節句とも書きますが、神様に食物をお供えする日なので、供の方がいいのでしょう。五節供のひとつですね。1月7日人日、3月3日上巳、7月7日七夕、9月9日重陽。

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近所のよく散歩するコースでいつも出会う猫がいなかったりするとなんだか心配になったりする。そんな決まった道中で初めての猫に出会うとなんだかうれしくなる。
なんでもないアパートのドアの前だけれども這いつくばって猫の視線になると、柵を通った夕方の光が差し込んで背景にアクセントをつけてくれた。
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先日、般若の話を書きました。お坊さんたちはお酒のことを般若湯と言うのですが、これは、あれですね、戒律で禁止されているお酒を般若湯と言い換えて、ごまかして飲んでいるということで、まあ、ずるっこですね。それにしても般若の湯とはものすごい名前を付けたものですが……(般若の意味は以前の記事をご参照ください)
お坊さんというのは本来、お酒だけではなくて、魚肉、獣肉を食すること、女性と交わることもいけないのですね。うさぎは匹ではなくて1羽2羽と数えるというのはご存じの方も多いでしょう。鳥肉しか食べることを許されなかったお坊さんがウサギは、鵜と鷺であるので、これは鳥に違いない。なので食べてもいいのだ。何匹食べたなどというと誤解を招くので、「羽」と数えることにしよう。うんうん、そうしようってなことになったのですね。(天武天皇の肉食禁止令よりという説など諸説ありますが)
女性、お坊さんにもほとんど奥様がいらっしゃるのですが、僧侶の奥さんのことを大黒様と呼ぶ。大黒天、仏様ですからね。これはもう男女なんてのは超越しちゃってるのであります。僧侶の妻は梵妻ともいう。梵天は色界に住むとされている。この色は違う意味(仏教における色は以前の記事「色」を参照)ですが、なんとなく、おもしろいなあと思うのです。

お坊さんじゃなくても、世の中いろいろとイケナイことが決められている。少しくらいなら屁理屈をこねてやっちゃうのです。それが屁理屈であればあるほどおもしろいのだ。

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眠くてたまらないけれど、ちょっと興味がある。ちょっと手を伸ばしてみたけど全然届かない。けど、まあ、いいやあ、寝る……。そんな感じ。警戒心などまるでなく安心しきっていますね。幸せそうです。
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世の中には仕事の鬼などと呼ばれる立派なひともいる。見習わねばならぬなぁと思ったのです。
頭に角が生えていて、虎の皮でできたパンツを着用されております。肌の色は赤か青ですので、初めてお会いになってもすぐに鬼だとお分かりになると思います。勤務地は地獄で上司は閻魔大王であります。
大変に恐ろしく、力も強い。金棒を持たせると大変なことになるので、決して渡してはいけません。しかし、桃太郎という人は犬、猿、雉と共に戦い勝利したという話もありますので、犬や猿よりも弱いのではないかという噂もあります。「鬼が住むか蛇が住むか」という慣用句でも比較しているのは蛇であり、さほど恐ろしいものではありません。

「般若」と聞いて何を想像されるでしょう? 鬼の面でしょうか。
酔眼写真家の私としては、般若湯(お坊さんの言うお酒)ですが、この般若、般若心経の般若ですから、あらゆる物事の本来の在り方を理解し真実の姿を見つけるための知恵。こういう意味なのですね。般若の面は、般若というお坊さんが作ったので、般若の面。だから、般若のような顔というのは、実は般若面のような顔と使うのが正しい。付け加えますと、般若面は女性の顔でありますので、そのような顔というのは女性にだけ使う。

まあ、鬼も来年の話をすると笑うそうだし、鬼の目にも涙というので、そう恐ろしいものでもなさそう。
「泣いた赤鬼」の話は今思い出しても泣いてしまう私なのです。
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子供たちの遊びを見守る母親……でしょうか。本気のケンカではありませんのでご心配なく。ひっくり返っている猫の足の先、ぎゅ〜っと力が入っている感じで、なんともカワイイです。
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さて、5月です。今日はメーデー、元はもちろん英語の May day. ですね。労働者の日として定着していますけれど、本来は春の到来を祝うヨーロッパのお祭り。
もうひとつ、SOSの意味で「メーデー、メーデー」と救助を求める信号がありますが、これは、フランス語の M'aider. からきているもの。

五月で何か書こうと考えていたら、五月みどりがどぉーんと頭の中に出てきた。五月みどりといえば、妹の小松みどりの「こちょこちょ娘」という歌を思い出した。ラジオで数回聞いただけだと思うのだけれど、とてもよく覚えている。まあ、ばかばかしく笑える素晴らしい歌だったなあ。
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